2020年の夏休み読書感想文全国コンクールの課題図書をご紹介します。
作品によっては早々に売り切れ、在庫切れになる場合もありますのでご購入をお考えの方はお早目の購入がおススメです。
小学校低学年の部
山のちょうじょうの木のてっぺん
【みどころ】
いがらしくんは、おっちょこちょいの元気な一年生です。にしやんは、いがらしくんとは正反対の性格でした。よわっちいです。いがらしくんとにしやんは、それぞれのやり方でごんすけの死と向き合います――。
最上一平 作
有田奈央 絵
新日本出版社
定価:1,300円(税別)
おれ、よびだしになる
【みどころ】
「に〜し〜」「ひが〜し〜」と、お相撲さんの名前を呼び上げたり、土俵を作ったり…大相撲の縁の下の力持ち、「呼出し」。そんな「よびだしさん」が大好きで、大相撲の世界にとびこんだ少年が、夢を叶える物語です。
中川ひろたか 文
石川えりこ 絵
アリス館
定価:1,400円(税別)
タヌキのきょうしつ
【みどころ】
子どもたちが帰った教室で楽しそうに勉強をしているタヌキたち。九九を覚えたり、歌を歌ったり。しかし、しばらくすると、町には兵隊があふれ……タヌキの教室はいったいどうなってしまったのでしょう。
山下明生 作
長谷川義史 絵
あかね書房
定価:1,100円(税別)
ながーい5ふん みじかい5ふん
【みどころ】
ならんでいる5分は長いけど、ジェットコースターの5分はあっという間! おなじ5分でも、どうしてこんなに、ちがうんだろう。長いのは、どんなとき? 短いのは、どんなとき? 感じる時間のちがいが楽しい絵本。
リズ・ガートン・スキャンロン 文
オードリー・ヴァーニック 文
オリヴィエ・タレック 絵
木坂涼 訳
光村教育図書
定価:1,400円(税別)
小学校中学年の部
青いあいつがやってきた!?
【みどころ】
「よおっ!」と、とつぜんぼくの前にあらわれた全身青いヘンなやつ。転校した学校で友だちがなかなかできないぼくと、今日一日いっしょにすごすだって!? 「青いあいつ」にふりまわされる「ぼく」の一日が始まった。
松井ラフ 作
大野八生 絵
文研出版
定価:1,300円(税別)
ねこと王さま
【みどころ】
物語の舞台は、英国です。本の中には、英国らしいものがたくさん出てきます。たとえば、王さまとねこがのっている二かいだての赤いバス。巻末には、英国で紅茶と一緒によく食べるクッキーの作りかたものっています!
ニック・シャラット 作・絵
市田泉 訳
徳間書店
定価:1,600円(税別)
ポリぶくろ、1まい、すてた
【みどころ】
いまに、きっと小さなゴミの山もなくなって、わたしの村はむかしのようにきれいになる――20年前、ゴミだらけだったアフリカで、なかまたちといっしょにポリぶくろのリサイクルをはじめた女性の伝記絵本です。
ミランダ・ポール 文
エリザベス・ズーノン 絵
藤田千枝 訳
さ・え・ら書房
定価:1,500円(税別)
北極と南極の「へぇ~」くらべてわかる地球のこと
【みどころ】
北極の代表ホッキョクグマくんと、南極の代表アデリーペンギンちゃんが、著者の中山記者といっしょに極地のひみつを教えます。北極・南極のすばらしさにふれながら、地球の今と未来を考えるきっかけにしよう。
中山由美 文・写真
学研プラス
定価:1,400円(税別)
小学校高学年の部
ヒロシマ 消えたかぞく
【みどころ】
愛情あふれる家族の日常写真で構成された本書は、原爆のむごさや戦争の残酷さだけではなく、何気ない日常こそが大事であり、平和を作っていくのは私たち自身だということに気づくきっかけを与えてくれる一冊です。
指田和 著
鈴木六郎 写真
ポプラ社
定価:1,650円(税別)
月と珊瑚(るなとさんご)
【みどころ】
勉強が苦手な少女・珊瑚(さんご)は日記をつけることにしました。転校してきた月(るな)と仲良くなりたい、エイサーを踊(おど)る男の子ってかっこいい……。日記から、沖縄の少女たちがまさに今感じていることがリアルに浮かびあがります。
上條さなえ 著
講談社
定価:1,400円(税別)
飛ぶための百歩
【みどころ】
中学を卒業したばかりのルーチョは5歳の時に失明した。誰の力も借りずに生きていこうとするが、山登り、人との関わりを通して、大人への一歩を踏み出す成長物語!2018年ストレーガ・チルドレン賞受賞の話題作。
ジュゼッペ・フェスタ 作
杉本あり 訳
岩崎書店
定価:1,400円(税別)
風を切って走りたい!:夢をかなえるバリアフリー自転車
【みどころ】
堀田健一さんが作るのは、体の不自由な人に合わせた世界にひとつの自転車。苦しい生活に、何度もくじけそうになりながらも立ち上がる姿に勇気づけられます。「人は何のために生きるのか」が心にしみる感動の実話です。
高橋うらら 著
金の星社
定価:1,400円(税別)
中学校の部
天使のにもつ
【みどころ】
風汰は5日間の職場体験を通して、ふだんの中学生活ではかかわることのない世の中の現実に、向き合います。それらは現代における私たちの社会のリアルな現実です。中学生の風汰に何ができるのか。煩悶の末にたどりついた答えは?
いとうみく 著
丹下京子 絵
童心社
定価:1,300円(税別)
11番目の取引
【みどころ】
アフガニスタン難民のサミと祖父の心の支えであり、稼ぐ手段だった伝統楽器ルバーブが奪われた! 買い戻すには1か月以内に700ドルが必要だ。サミは友だちの助けを借りて自分の持ち物で物々交換の取引を始める。
アリッサ・ホリングスワース 作
もりうちすみこ 訳
鈴木出版
定価:1,600円(税別)
平和のバトン:広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶
【みどころ】
原爆が投下されて75年。やがて被爆者がいなくなれば、失われる記憶。「このままでは、原爆のことが忘れられてしまう」。
勇気を振りしぼって話し始めた被爆者の声を、見た光景を、絵に描いて記録するプロジェクトを追う。
弓狩匡純 著
くもん出版
定価:1,500円(税別)
高等学校の部
廉太郎ノオト
【みどころ】
音楽の教科書でおなじみの瀧廉太郎が本書の主人公。見どころ(の一つ)はなんと言っても、天才ヴァイオリン少女との鬼気迫る合奏シーン! 音楽家を志しながらどこか控えめだった廉太郎が、目を覚ます様は必見です。
谷津矢車 著
中央公論新社
定価:1,750円(税別)
フラミンゴボーイ
【みどころ】
一枚のゴッホの絵をきっかけに訪れた南仏で青年が遭遇した不思議な体験。それは、ナチスが猛威をふるう第2次世界大戦の末期、フラミンゴと話ができる力を持つ少年とロマの少女の魂をふるわせる感動物語だった。
マイケル・モーパーゴ 作
杉田七重 訳
小学館
定価:1,500円(税別)
キャパとゲルダ:ふたりの戦場カメラマン
【みどころ】
写真…それは、生き延びるための切符だった。激動の1930年代、スペイン内戦を世界に伝えた二人のカメラマン、キャパとゲルダ。夢と理想を支えに、革命の前線に身を投じた若き二人の青春ドキュメンタリー。
マーク・アロンソン 著
マリナ・ブドーズ 著
原田勝 訳
あすなろ書房
定価:1,800円(税別)